春になりました。
1年間、待ち続けた桜の季節です。
それは、365日の中でぼくが一番好きな1週間。
この季節になると思い出す二つの詩があります。
年年歳歳花相似たり、
歳歳年年人同じからず
劉希夷 『白頭を悲しむ翁おきなに代わりて』
自然は悠久で、桜は毎年変わらずに美しい姿を僕らに見せてくれるけれど、
それを見るぼくらは確実に歳を重ね、どこかが変わっていく。
その変化を楽しめるように、後悔のない1日を重ねていこう。
この杯を受けてくれ
どうぞなみなみ注がしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ
于 武陵 『勧酒』 井伏鱒二訳人と人との出会いは有限なのに、
ついそれが永遠に続いていくような心持ちで日々を過ごしてしまう。
今の出会い、時間を大切にしないと。
それにしても、
今年の桜は例年にも増して美しい。
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