2013年1月1日火曜日

映画 『東京物語』

新年早々、Huluで映画を観た (以下ネタバレあり)

小津安二郎監督 『東京物語』 1953年 / Hulu















老夫婦が息子・娘夫婦の元に上京する小旅行を通して、
家族の関係性の喪失と人間の孤独について描いた作品。

舞台は1953年。戦後から10年も経っていない時代の話ゆえ、

家族の結びつきはもっと強いものかと思い込んでいたけれど、
『東京物語』で描かれた家族は、時に残酷なまでに他人行儀で、自己中心的。
あくまで自分の生活が中心であり、それが原則となっている。

だがそこに悪意はない。


その冷淡な描写は、それが家族なのだという意図が見え隠れしている。


この映画が撮られてから、60年が経った今、

高齢化、核家族や共働きが進み、家族の有り様は大きく変わり、
その関係性はより希薄になった。


正月という時期も重なり、
親戚・家族・兄弟という共同体の意味はどこにあるのか、
ふと考えてしまう。

 京子「でも,ずいぶん勝手よ。言いたいことだけ言ってさっさと帰ってしまうんですもの。」
   (中略)

 節子「だけどね京子さん,私もあなたくらいの時にはそう思っていたのよ。」  
   でも子どもって大きくなると,だんだん親から離れていくものじゃないかしら。   
   お姉様ぐらいになると,もうお父様やお母様とは別の
   お姉様だけの生活ってものがあるのよ。   
   お姉様だって,決して悪気であんなことなさったんじゃないと思うの。   
   だれだってみんな,自分の生活が一番大事になってくるのよ」
 京子「そうかしら・・・。でも私そんな風になりたくない。
   それじゃ親子なんてずいぶんつまらない」
節子「そうねえ・・・。
   でもみんなそうなっていくんじゃないかしら。だんだんそうなるのよ」



2012年12月30日日曜日

Thanks 2012!

2012年もいよいよ、残すところあと2日。

2012年を振り返ってみて、、、
とにかく楽しかった.(o´∀`o)

さしずめ、小学生の読書感想文のような表現だけれど、
仕事も楽しかったし、プライベートも充実していた。
もちろん大変なこともあったし、ダークサイドが垣間見えた瞬間もあるけれど(笑)
楽しいことが多くて、バランスシートはプラスに大きく傾いている。


マラソン
小さい時には、大っ嫌いだったマラソンなのに、
今年だけで、合計6個の大会に参加している自分に驚く。
「マラソンは単なるカロリーの浪費で、拷問の一種だ」 と罵っていたはもはや過去のこと…。

Mr.children
デビュー20周年の今年。
1年に3回もミスチルのLiveにいける年なんて、
これからの人生でもうないかも知れない。

ミスチルのLiveは、最高の幸福感と前向きな気持ちをくれる、僕の人生のガソリンです。

旅行
今年は、社員旅行が2回あったことも合わさって、
大学生のようなペースで旅行した。
美ら海水族館(沖縄)旭川動物園(北海道)大地の芸術祭(新潟)地中美術館(香川)
北から南まで、動物園、水族館、美術館を回った1年だった。



OVERVIEW 2012
3月
 (マラソン) 大島マラソン(42.195Km)
 (マラソン) サイパンマラソン(21.0975Km
  年代別6位入賞 !(実力ではなく、参加者少なかったため(笑)
4月
 (仕事) ベストマネージャ賞 受賞
5月
 (マラソン) 軽井沢マラソン(21.0975Km
 (旅行) 沖縄(社員旅行)
  念願の美し海水族館!
 (Live) Mr.children TOUR POPSAURUS 2012
6月
 (仕事) 社内新規事業コンテスト 準優勝
7月
 (Live) ap bank fes'12
  Mr.children、Spitz、Salyu、最高でした。
08月
 (Live) ROCK IN JAPAN
  YUKI、マキシマム ザ ホルモン、PRINCESS PRINCESS、秦基博、最高でした。
 (旅行) 瀬戸内海(直島・豊島)
  念願の地中美術館&豊島美術館、最高でした。
09月
 (旅行) 大地の芸術祭(越後妻有)
 (旅行) 恒例の牧場ツアー(日光・宇都宮)
 (仕事) Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード 2012ノミネート
  受賞ならず!
 (旅行) 八ケ岳
  念願の星のリゾート!
 (仕事) 販促会議企画コンペディション ゴールド受賞
10月
 (仕事) 転籍
  広告代理事業の営業マンから新規事業プロデューサーに職種変更
 (マラソン) 伊平屋ムーンライトマラソン(沖縄)(21.0975Km
11月
 (旅行) 北海道(社員旅行)
  念願の旭山動物園!
 (マラソン) 富士山マラソン(17Km)
12月
 (マラソン) ホノルルマラソン(42.195Km
  キラウエア!マウナケア!ラニカイ!ワイキキ!
  去年より1時間半もタイムが縮まった!
 (Live) ももいろクローバー  ももいろクリスマス2012
  昨年までは好きではなかったのに、、今年どっぷりハマってしまった。
 (Live) Mr.children (an imitation) blood orange] Tour
  今年の締めくくりに相応しい最高のライブ!


楽しいことが、本当に多かった1年だった。
ホノルルマラソンやMr.childrenのライブという大きなイベントが最終月の12月にあったのが、
2012年を魅力的に見せている要素もあるけれど、
それでも、総じて 「あー楽しかった!」 と思って年の瀬を迎えられるのは幸せです。

いまから年末最後のイベントとして、スノボに出かけてきます。
(最後の最後に怪我をしないように、気を付けないと)


2012年12月28日金曜日

販促会議2月号 『これがプロの企画書だ』

本日発売された販促会議2月号に
同僚と共同で書いた企画書を記事にしていただきました。

「これがプロの企画書!」だ!と題し、
架空のお客様に向けて書いた販促アイデアの企画書と、
その資料をどのようにプレゼンするのかを記事化したコンテンツです。

毎月読者として、楽しみにしていたコンテンツに、
自分の記事を載せていただくことができ、とてもに嬉しいです!




10月に部署が異動したこともあり、今回の執筆で約2カ月ぶりに企画書を作りました。

企画書を作る作業、(つまり、どうしたら現行の課題を解決し、より生活者に喜ばれる形で、
消費やサービスを届けることが出来るのかを考え抜く作業)は
非常に難儀で、そしてとても楽しいです。
(頭がねじ切れるくらい考え抜くことが、僕は好きみたいです)


2012年10月6日土曜日

『ヴァンパイア』&『鍵泥棒のメソッド』


大好きな監督の映画が、立て続けに公開されたので、
二作あわせて観てきました。


岩井俊二監督『ヴァンパイア』
@渋谷シネマライズ






















長編映画としては『花とアリス』以来8年ぶりにメガホンを取った、全編英語の吸血鬼映画。
カメラワーク、音楽、映し出される風景、そのすべて大好きな岩井俊二の世界。
でも、どうしても駄目なものがあった。それは採血シーン。
吸血鬼が主人公なだけあって、度重なる採血シーンがある。
採血が苦手な自分は、かるく気分が悪くなってしまい…。
結局、正直消化不良でした。


内田けんじ監督『鍵泥棒のメソッド』
@TOHOシネマズ六本木ヒルズ






















安定の内田けんじワールド!
堺さん、香川さん、広末さんという主演の3名が、とても良い味を出している。
たくさん笑えて、最後はちょっと幸せな気持ちになれる、すてきな映画でした。

2012年10月2日火曜日

販促会議コンペティション2012

会社の同僚と参加した、販促会議コンペティション2012で、
見事、「ゴールド」をいただくことが出来ました。

今となっては、おこがましい話ですが、目標は高く定めた方が良いと思っていたので、
当初は『グランプリ・ゴールド・シルバー、3賞総なめ』を狙っていました(苦笑)
結果としては、ゴールドのみ受賞。

それでも、箸にも棒にも・・・という状態ではなく、
きちんと評価してもらえる企画を一つでも作れたことは、少なからず自信になりました。
審査員の皆様、応援してくださった知人の皆さん、ありがとうございました。

以下がゴールドをいただいた企画書です。

「おもい割」


来年も同賞が継続しているのであればグランプリを目指してまた応募させてただこうと思っているので、
受賞するために必要がポイントを自分なりに整理しておきます。

(1)生活者が、本当に動くか自問し続ける。

・メッセージを伝えるだけではなく、行動を変えるアイデアになっているか。
・その企画には、生活者がうごく動機形成があるか。
・無理なく企画に参加できるほど、手軽でシンプルか。
・既存の習慣を壊す力があるか。

あくまでも販売促進を目的としているため、
人が動かなければ、どんなに新しく面白い仕掛けであっても意味がありません。


(2)コアアイデアを最良の形で伝える

審査員の方の講評にもありましたが、この公募が数を重ねていく毎に、
コアアイデアが被るケースが増えていくと思います。

従って、生み出したコアアイデアをどう表現するによって差がつくことが多くなります。
それは、企画書の技巧であり、メッセージの選び方でもあります。
また究極的には、生活者・審査員のインサイトへの洞察だと思います。

参考までに、下記の企画書は、一次審査すら通過出来なかった、落ちこぼれ作ですが
コアアイデアは、グランプリを取られた作品と少し似ていると思います。
ただ、グランプリを取られた「365チェキ!」の方がアイデアの活かし方も、その表現の方法もとても巧いです。

どうしたら人が動くのかを自問するだけでなく
どうしたらそのアイデアがより伝わるかも、合わせて思考することが重要だと今回学びました。
広告のフレームとしてはよくある「WHAT」と「HOW」の話なのですが、
どうしてもアイデア(=WHAT)に時間と労力をつぎ込んでしまいがちだったので自省の意味も込めて。



課題:インスタントカメラ『チェキ』の購買を喚起させる企画
●チェキブック

2012年9月10日月曜日

人はなぜ走るのか

村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』を読んで、
気に入ったセンテンスをメモしておく。


走ることは僕にとっては有益なエクササイズであると同時に
有効なメタファーでもあった。
僕は日々走りながら、あるいはレースを積み重ねながら、
達成基準のバーを少しづつ高く上げ、それをクリアすることによって、
自分を高めていった。
少なくとも高めようと志し、そのために日々努めていた。
P25


同じ十年でも、ぼんやりと生きる十年よりは、
しっかりと目的を持って、生き生きと生きる十年のほうが当然のことならがら
遥かに好ましいし、走ることは確実にそれを助けてくれると僕は考えている。
与えられた個々人の限界の中で、少しでも有効に自分を燃焼させていくこと、それが、ランニングというものの本質だし、それはまた生きることの(そして僕にとってはまた書くことの)メタファーでもあるのだ
P123

マラソンを初めて、ちょうど1年くらいたった。
走るのは週1回程度で、まだまだ本格的に走っているとは言い難いけれど、
1年のうちにフルマラソンも2回経験した。

村上春樹が言うように、走ることは生きることのメタファーだ。


そしてまた、走ることはフィジカルを介した自己との対話だ。
僕はそんな風に考えている。

頭の中で「自分ってこういう人間だ」と解釈するよりも、
走っているときに見つける自分の方が、よりネイキッドに近い。

初めてフルマラソンを走った時。
30キロ前後で脚が悲鳴を上げた。もう走れない!
なんで今走っているんだろう。走るのを止めたい。弱い自分が情けなく叫ぶ。

走るのをやめて道端に横になりたい…そんな考えが頭をもたげると、
一方で強い自分が主張する。
ここで走ることを放棄したら挑戦している意味がない。最後まで力を振り絞るんだ。

後ろ向きな自分も、前向きな自分もどっちも自分。
当然僕は、前向きな自分にベットした。

限界を超えたところで出会える「弱い自分」と「強い自分」
それもマラソンの醍醐味の一つだ。

2012年8月28日火曜日

Restart

最後の更新から、また時間が空いてしまった。
何事も続けていくことは難しい。
積み上げていくことで生まれる意味があることを、知ってはいるのに。


村上春樹 『風の歌を聞け』の中に次のような一節がある。

 「文章を書くという作業は、
 とりもなおさず自分と自分をとり まく事物との距離を確認することである。
 必要なものは感性ではなく、ものさしだ。」


世界との距離を図ることは、相対的に自分を知ることと同義だ。

これから、自分と向き合っていくにあたり、
やっぱり漠とした想いや思考に、具体的な形を与えて、記録していくことは意味があると思う。
そして、幸いなことに、今は綴りたい言葉がある。

こうしてまたブログを書き始める。