社会が抱える幅広い問題を、画期的なアイデアで、解決させる。
そんな素敵な事例に溢れた一冊。
その中で、いくつか気に入った事例があったの紹介します。
『Speed Camera Lottery』
スウェーデンではじまった試み。
スピード違反をした人に罰金を払わせ、
制限速度を守って運転した人に宝くじがあたるという制度。
違反者の罰金を、宝くじの賞金に当てるというのがポイント。
社会の制度って、ペナルティが先行していて、
正しいことをした人にインセンティブがあるケースって実はあんまりないけど、
抑制だけじゃなくて、報酬を組み合わせたほうが、よい結果が生まれそう。
『自家発電型サッカーボール』
世界では16億人の人々が非電気化地域に住んでいると言われているらしい。
そんな途上国の深刻な問題を、「子供はどれだけ遊んでも遊び足りない!」という
無限(?)のエネルギーで解決しようとしている素敵なアイデアがある。
それは、自家発電型サッカーボール。
キックされたり転がったりして生まれる衝撃を電気に変換することができ、
およそ15分間蹴るだけで、小型LEDランプ3時間分の電力が充電されるという。
なんとも夢があって、良い仕組みだな。
そのほかの、いくつかの事例を目を通してみて、
課題を解決させるほどの優れたアイデアには共通して、
人々の「行動」を変えるだけの出来る力を持っていると感じた。
人々の「行動」を変えるだけの出来る力を持っていると感じた。
そして、この本が定義している、下記のソーシャルデザインという概念が示しているように、
行動を変えるためには、「アイデアの仕組化」が重要なんだな。
行動を変えるためには、「アイデアの仕組化」が重要なんだな。
ソーシャルデザインとは、
社会的な課題の解決と同時に、新たな価値を創出する画期的な仕組みを作ること。
0 件のコメント:
コメントを投稿